物権と債権の違い

1月13日 金曜日

今日はこの前の記事で曖昧で終わった物権と債権の違いについて説明したいと思います。

では、まずは一から説明したいので物権とは何かまた説明します。

 

物権とは?

物権とは物を直接的に支配する権利のことを言う。

所有権・占有権・地上権・永小作権・地没権・質権・抵当権・留置権・先取特権などがありますが所有権は典型的な物件であるので所有権の性質は物権の性質という事が出来る。

物権の特徴は債権と比べると分かります。物件も債権も財産権であるがそれについて説明したいと思います。

 

債権とは?

ある特定の人(債権者)が他の特定の人(債務者)に対して一定の行為することを要求することが出来る権利です。

人に対する権利であり、その目的については債務者を介した間接的な支配しか及びません。

 

物権と債権を比べてみた

物権 債権
物を直接支配する権利 債務者(人)に好意を請求する権利
排他性がある
(同じ物の上に同じ内容の物件は成立しない)
排他性がない
(同じ物の上に同じ内容の債権は成立する)
誰にでも主張できる絶対的権利(すべての人に主張することが出来る) 債務者に対して主張できる相対的権利(債務者に対して主張することが出来る)

 

物権と債権の違い1/直接的支配性と請求

物権とは人に会することなく物の直接的支配する権利である。

物への支配が侵害された場合、これは排除する物権的請求権によって支配を回復することが出来る。

対して債権とは、債権者が債務者に行為の履行を請求する権利である。

その目的のものについては債権者は債権を介した間接的な支配しか及ばない。

 

物権と債権の違い2/排他性

①物権

同じ物の上に同じ内容の物件は複数存在しません。

つまり、物件には排他性があるという事ができ一物一権主義とも言われています。

例:同じ不動産についてAとBが所有権を主張した場合、A・Bともに所有権が認められることはありません。

所有権は先に対抗要件を具備した方、すなわち先に登記した方が取得することになります。

②債権

同じ物の上に同じ内容の債権は複数存在しています。

例:同じ不動産について抵当権が複数設定されていることがあります。またCがAとBの両社に不動産を売却する契約をした場合、AとBはそれぞれCに対して不動産の引渡債権を有することとなります。ただし、実際に所有権を取得できるのはAかBのいずれかの一方になり、もう一方の契約は履行不能になります。

 

物権と債権の違い3/絶対性

物権はすべての人に対して支配権を主張することが出来る絶対的権利である。直接的な支配状態を侵害する物に対しては、誰であれ自身の物件を主張することが出来る。

対して債権は債務者に対してのみ主張することが出来る権利である。すなわち債権は相対性しかないため、債権者は特定の債務者にしか債権的な主張をすることが出来ない。

 

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