手付金とは?

2月21日 火曜日

 

 

手付金(てつけきん)という言葉を聞いたことがありませんか?

また正しく理解できない方もたくさんいると思いますので今回は手付金について説明したいと思います。

 

手付金とは

契約締結時に売主に一旦預けて、売買代金を全額支払う際に売主から返還してもらうお金の事をいいます。

ただ、手続きが面倒なので契約書には「手付金は残代金支払いの時に売買代金の一部として充当する」と書かれるのが一般的です。

 

手付金の種類

手付金には種類があります。

それが「解約手付」「証約手付」「違約金」の3つです。

不動産売買契約時に支払う手付金は「解約手付」とする契約書が多いです。

これらを順に説明します。

 

1.解約手付

買主と売主のいずれかが、契約を解除したい時のための保証金です。

相手方が履行に着手するまで以下のように売買契約を解除出来ます。

・買主は支払い済みの手付金を放棄する

・売主は手付金を買主に倍返しする

 

2.証約手付

購入する意思があることを示し、契約の成立を証明するものとして買主が売主に預けるお金のこと。

 

3.違約手付

契約違反があった場合このことを「違約金」として使います。

・買主の不履行があった場合、手付金は没収される形になります。

・売主の不履行があった場合、手付金は2倍にして買主に返さなければいけません。

 

ただし、契約書に手付金の種類が上記3つのうち記載されていない場合、判例上では手付金は原則1として「解約手付」と推定されます。また、推定ですと、後日論戦になる可能性がありますので契約書に手付金の性格が書かれているかどうか確認しておくことが大切です。

 

解約手付は契約を解除したくても売主か買主のいずれか一方が契約を履行に着手してしまえば、手付金相当額の支払いだけでは解約できなくなってしまいます。買主が手付金を放棄して契約解除できるのは期限があるという事です。

では、何をもって「履行の着手」なのか?

注意しなければいけにのは必ずしも「履行の着手」という概念が明確ではないことです。

過去に「履行の着手」と最高裁で認められた判例は

・売主が所有権移転の仮登録申請申請をした。

・売主が売却を前提として分筆登記申請をした。

・買主が中間金の支払いをした

・買主が売買代金との引き換えで建物の引き渡し請求をした

などがあります。

何らかの事情で契約を解除したい場合は、期限を超えないように専門家に相談することが大切です。

 

 

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