リフォームで「できること」「できないこと」(マンションの場合)

3月6日 月曜日

 

マンションは専有部分共有部分に分かれています。

専有部分は壁や床、転移に囲まれた居住空間のこと。

厳密に言うと壁や床、天井の形を作っているコンクリートの表面から部屋側の空間のことでありますが、コンクリート部分そのものは共有部分になります。

 

共用部分はエントランス、共用廊下、屋上など専有部分以外の建物です。

また、エレベーターや電気・給排水などの共用設備も同じです。

 

そして住まいが自由にリフォームできる範囲が専有部分です。

玄関ドアや窓の本体は専有部分ではなく、共用部分になります。ですので外壁の塗り替えや外部床の防水、窓や玄関ドア本体の交換などの共用部分のリフォームは、住民の基づく管理組合の決定に従って行われます。

意外かもしれませんがベランダやバルコニー、専用庭は専有部分ではありません。これらは全区分所有者の合意のもと、特定の移住者が専用に使う権利を認められるもので正確には[専用部分]という位置付けになります。

ですから許可なくベランダ部分に物置などを置いたり、タイルで敷いたりすると管理契約違反になる場合があるので注意してください。

 

マンションの場合

できること

・水まわりの移動

長くない距離ならキッチンなど水まわり設備を移動することが出来ます。

だが、水まわりの設備の移動には床下スペースの事前確認が必要不可欠で現実的には移動距離はだいたい1~2mくらいが限界です。トイレの場合は移動しない方が無難でしょう。

また、床下スペースがない場合は水まわり設備を移動しないことを前提に計画しておいた方がいいです。

 

・間取りの変更

マンションの専有部分=住戸の間取りの変更をすることが出来ます。

ただし、水まわりの設備は配管の制約があるため大きな変更は出来ません。

また、住戸内の間仕切壁もコンクリートでできている壁式構造の場合は、壁を撤去して間取りを変更することは出来ません。

 

・電圧の変更

マンションの管理規約に適合すれば、高電圧設備に交換することが出来ます。戸建住宅と同じように電気容量を増やして200Ⅴが必要なクッキングヒーターなどを設備することが出来ます。

ですが必ず事前に管理規約を確認しましょう。

 

・給湯器の交換

省エネタイプや大容量タイプに変えるなど給湯器を交換することが出来ます。

ですので今の給湯器を最新型に変えることは可能です。

ただし、マンションの場合は設置するスペースが限られているので機器の大きさや管理規約を確認する必要があります。

 

・床材の交換

マンションの管理規約に適合すれば床材をフローリングに交換することが出来ます。

下階住戸との床音をめぐるトラブルを防ぐ目的で管理規約で床材料の遮音性能を定めているマンションが多いため、事前に確認が必要になります

 

・電気機器の増設

コンセントや照明の増設やエアコンの新設など電気機器の増設や新設をすることが出来ます。

機器の増設や新設のためには、壁と壁の間や天井裏のスペースに配線を通す工事が必要です。増設などによって電気容量が増える場合はマンションの管理規約を確認しましょう。

また、エアコンを新設するときは、つけたい部屋の外側に室外機を設置するスペースが必要です。

 

できないこと

・配管スペースの移動

縦に配管が貫いているシャフトは共用部分なので、配管スペースの移動をすることは出来ません。

なのでマンションのリフォームでは水まわり設備の移動に規制があります。

 

・玄関ドアの交換

玄関ドア本体も共用部分なのでドアの交換は出来ません。

また、ドアノブもインターホンも勝手に交換することが出来ません。

ですが、ドアの内側を塗り替えることやカギを交換することは出来ます。

 

・窓の交換

窓本体も共用部分なので、窓・サッシの交換をすることが出来ません。

ただし、窓ガラスや網戸、戸車、錠は窓の内側=専有部分とされているため交換することは可能です。

また、窓の内側に新しい窓を取り付けることも出来ます。

 

・構造体の工事

マンションの構造体は共用部分のため、床・壁・天井のコンクリートに手を加えることは出来ません。

住戸の専有部分は住戸に囲んでいるコンクリート構造体の内側です。構造体と内装仕上材との間の床下、天井裏、壁下地部分リフォームする時に配線や配管を自由に出来るわけですが、構造体を削ったり穴を開けたりすることは出来ません。

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